ひき家とは
ひき家(曳家)って?
家を曳(ひ)いて移動させる事
あまり馴染みのある言葉ではありませんが、昔から使われている工法です。
「ひき家工事」とは建物を取壊さずに移動したり、回転させたりする工事です。
ひき家工事は建替えによる予算に比べ、低予算かつ工期も短期間で済みます。
住み慣れ親しんだ建物を大切に維持・保存することができます。
▼次のような場合に有効です▼
●都市計画対象地区になってしまい、道路等建設により建物が移動対象になった場合。
●建物の増改築に伴い、建物を移動したり向きを変えたい場合。
ひき家(建物の移動)工事
創業以来114年、多岐にわたってひき家業(家屋移転)を行っており、長年に亘る経験と実績があります。
これまでに卓越した技能を認められ、岩手県知事表彰を二度授与されました。
1.一般住宅の家屋移転
2.地震等による地盤沈下の修正
3.神社仏閣の移転
4.土蔵の移転
5. 古民家 改修、移築
工事実績で見せる工程
【工事実績】 国の有形文化財「仙臺屋」
2007年5月工事
区画整理に伴ってのひき家工事の工程
(岩手県遠野市)
【工事実績】 国登録文化財「角星」
2012年7月工事
2011年3月11日の東日本大震災で被災した蔵 ひき家工事の工程
(宮城県気仙沼市)
主な取扱工事
01
曳家工事
家やその他建物を原型のまま移動
【対象物件】 木造住宅/神社・仏閣/鉄骨造、店舗、工場/ハウスメーカー/土蔵/鉄筋コンクリート造建物
02
移設解体工事
古民家を部材ごとに取外し、新設場所にて原型に復元
03
建物沈下修正工事
地盤沈下、経年疲労等により、傾いた建物を水平に復旧
一般的には、木造住宅等を既存土台よりジャッキアップ、水平復旧
【対象物件】 木造住宅/神社・仏閣/鉄骨造、店舗、工場/ハウスメーカー
嵩上工事
現況位置にて建物を上に揚げ、新規基礎および土台廻りの取替え補強等を行う工事
また、嵩上後建物下にて新規駆体工事を行い、地下室・駐車スペース・居住空間等を増築する場合もある
【対象物件】 木造住宅/神社・仏閣/鉄骨造建物/ハウスメーカー